

貴船まで歩いて、川床でひと休み。京都の“涼”を楽しむ

京都で歩くなら、貴船がおすすめです。神社まではバスを利用するのが一般的ですが、最寄り駅から往復歩けば、ちょっとしたトレッキングになります。道に沿って流れる川を眺めながら山の中を進む時間は、とても気持ちがいいですね。自分の体力に合わせて歩く距離を調整できるのも魅力です。
夏に訪れるなら、ぜひ貴船の川床へ。川の真上に設けられた席で、せせらぎを聞きながら食事を楽しめます。京都市内よりも涼しく、歩いたあとのひと休みにもぴったり。自然に囲まれながら京都の“涼”を味わえる、特別な体験だと思います。
街なかに戻ったら、「鍵善良房」の葛切りもおすすめです。なめらかなのどごしと舌触りは、関東ではなかなか味わえないもの。京都を訪れたら、一度は食べてほしいですね。
(S.T.先生)
千本鳥居は、体力に合わせてどこまででも。伏見稲荷を歩く

京都でおすすめしたいのは「伏見稲荷大社」です。千本鳥居をくぐりながら、入口から奥社までを往復するくらいなら、“観光+軽い運動”としてちょうどよいと思います。さらに山頂まで目指すと、今度は本格的な登山に近くなる。自分の体力やその日の調子に合わせて、歩く距離を選べるのが魅力ですね。
歩いたあとは、京都発祥のソウルフードを。「餃子の王将」は気軽に立ち寄れますし、北白川発祥の「天下一品」では、名物の“こってり”ラーメンを味わえます。歴史ある寺社だけでなく、こうした庶民的な味も京都の楽しみのひとつです。
お土産には、「京つけもの西利」や「村上重本店」の漬物を選びます。千枚漬けをはじめ、さまざまな京野菜の漬物があり、それだけでご飯が進みます。
(Y.F.先生)
坂道も階段も、景色の一部。蹴上から哲学の道へ

京都で歩いてほしいのは、「蹴上インクライン」から「南禅寺」を経て、「哲学の道」へ向かうエリアです。緩やかな坂道や階段、平坦な道が組み合わさっていて、景色を楽しみながら自然に歩く距離を延ばせます。
蹴上周辺の適度なアップダウンでは、下肢の筋力を使い、バランスをとって歩く必要があります。一方、哲学の道まで進めば、比較的落ち着いたペースで歩ける。体力やその日の調子に合わせて距離を調整しやすく、観光と運動を無理なく両立できるコースだと思います。
食を楽しむなら「錦市場」へ。海鮮や京野菜、お土産の店が並び、友人が京都を訪れたときには必ず案内する場所です。帰りには「原了郭」の黒七味を。香りがよく、料理好きの方へのお土産にもおすすめです。
(A.Y.先生)
派手さのない京都を、ゆっくりと。銀閣寺スタートのコース

京都でおすすめしたいのは、「銀閣寺」から「哲学の道」へと歩くコースです。銀閣寺は、きらびやかさよりも侘び寂びを感じられる場所。境内を巡ったあと、そのまま哲学の道へ足を延ばせば、京都らしい静かな時間をゆっくり味わえます。
もう少し歩きたい方には、「南禅寺」から「永観堂」周辺もおすすめです。適度なアップダウンがあるため、景色を楽しみながら足腰を動かせます。距離を欲張らず、自分のペースで歩くだけでも、無理のない運動になると思います。
歩いたあとの食事なら「おめん」へ。たっぷりの薬味と一緒に味わううどんが特徴です。お土産には「マールブランシュ」の抹茶菓子「茶の菓」を。京都らしさがあり、安心して選べる定番ですね。
(K.O.先生)
南北はゆるやか、東は坂道。京都盆地を歩き分ける

京都の街歩きは、進む方向によって運動量を変えられるのが面白いですね。南北方向は比較的起伏が少なく、ゆるやかに歩ける。一方、東側へ進めば勾配が現れ、適度なアップダウンを楽しめます。平坦な道を歩きたい日と、少し負荷をかけたい日でコースを選べるのは、盆地の京都ならではだと思います。
坂道も含めて京都らしさを味わうなら、「清水寺」がおすすめです。参道にはお土産店が立ち並び、境内にも小さな参拝スポットが点在しています。本堂まで歩いて往復するだけでも、十分に京都気分を味わえて、よい運動になります。
食事には「松葉」のにしんそばを。出汁の効いたつゆと甘辛く煮たにしんがよく合い、我が家では長年、年越しそばの定番です。京都駅でも食べられるので、新幹線に乗る前の一杯にもおすすめです。
(S.O.先生)
橋から橋へ、自分の距離で。鴨川沿いを歩く、走る

京都で歩いたり走ったりするなら、鴨川沿いがおすすめです。京都駅近辺から出町柳まで進むと、およそ5km。川沿いは信号が少なく、起伏もそれほどありません。コンクリートの道だけでなく、土の道や芝生もあり、その日の体調や歩きやすさに合わせて路面を選べます。
ベンチも多いので、疲れたらすぐ休めますし、「次の橋まで」と目標を決めて歩くのもいいですね。約5kmは皇居一周とほぼ同じ距離で、ランニングコースとしても手頃です。空気が澄んだ早朝の鴨川を走るのは、とても気持ちがいいですよ。
出町柳まで来たら、「出町ふたば」の豆餅を。できればあらかじめ予約して、つきたてを手に入れたいですね。近くの鴨川まで戻り、川を眺めながら食べるのが、私のおすすめです。
(H.N.先生)
©The Japanese Orthopaedic Association


